なぜなに?神宮式年遷宮第二回 (*´ω`*) 《厄除け・安産・商売繁盛の大神さま 宮崎神社》
今年、平成25年は「神宮式年遷宮」が行われます。
2000年以上続く、日本を語るうえで欠かすことができない文化と伝統の一大事業。
そこで

「神宮式年遷宮? なにそれ美味しいの?(゚д゚)?」
という方でも、この国を挙げての一大神事を楽しめる講座
教えてかもネギくん
「なぜなに? 神宮式年遷宮」
を不定期で連載していきます(`・ω・´)
今回はその第二回目
「そもそも式年遷宮ってなに? どうしてするの?」
第一回目は「そもそも神宮ってなに? どこにあるの?」
を合わせて読んでみて下さい( ´∀`)つ
①遷宮はいつから始まったの?
神宮式年遷宮は、天武天皇が創定(御宿願)され、持統天皇四年(690)に実施されました。
その背景に、
・神威に対する奉賛
『二所太神宮例文』によれば「大伴皇子謀反時、依天武天皇之御宿願也」とあります。
・国家の危機
白村江の戦
・国家制度の整備
天武天皇による国家基盤の整備、持統天皇による藤原京の造営。
などの背景があったようです。
そして『延喜伊勢大神宮式』によれば
「凡そ太神宮は廿年に一度、正殿、宝殿及び外幣殿を造り替えよ(度会宮及び別宮諸社の神殿の造るの年限もこれに准ず)
皆新材を採りて構造し、自外の諸院は新旧通じ用ふ。宮地は二処を定め置き、限り至りて更に還す。」
とあります。
ちなみに、この式年遷宮の制度ができる以前はどうしていたの?
といいますと
「壊れたら、直す

『太神宮諸雑事記』によれば「破損に従い修補したてまつる」とあるように社殿が壊れるに従って宮司の責任で随時修理を加えながら神事が続けられるという方法であったようです。
②式年遷宮ってなに?(´・ω・`)?
式年遷宮とは、二十年に一度、御正殿をはじめ諸殿舎・神宝にいたるまで、すべてを新たに造り替え、大御神にお遷り頂く祭りをいいます。
式年とは、制度上定められた年(二十年)という意味です(*・∀・)
この神宮式年遷宮は、国家の一大事業であり、皇室にとっても重要な祭りでもあります。
『遷宮例文』にも「皇家第一重事、神宮無双大営也・・・」とあります。
③どうしてお建て替えするの?(o゚3゚)?
この式年遷宮の意義の根源には「常若」の精神があります。
「常若」とは文字通り、常に若い・・・・新しく清らかな若さです。
これを常に保つように、20年に一度という期間で繰り返し、繰り返し、御正殿などすべてを新たらしく造り替え、神さまの生命力も瑞々しい活性化するという考えがあります。
日本各地には創建500年、1000年という神社はけっこうたくさんあります。海外に目を向けても、紀元前以前の神殿などもございましょう。
しかし、伊勢の神宮は「形ある」建物などの歴史は20年ほどですが、そこ根底にある精神は、古来の日本の精神・文化ものが二千年余りの歴史を、現在尚も連綿と未来へと伝えつづけているのです(*・∀・)
「形」ある永遠ではなく、
「日本の精神」の永遠が、神宮式年遷宮にあるのではないでしょうか
では、なぜ20年に一度なのかなど、式年遷宮の歴史については、次回に( `・∀・´)ノ
神宮式年遷宮をもっと知りたい方にオススメ(*・∀・)
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